« 「“ありがとう言葉”と心の健康」 | トップページ | 私の人生訓と未来への視座(遊行期に入った人間としての役割・責務) »

2017年2月 1日 (水)

論語の深意(その心と現代の世相)

OBで師友(S様)から「論語の教えを広める会」論語講座開設20周年記念講演会のご案内をいただき、今日はS様にまたお会いできる、そして素晴らしいお話が聞けると楽しみに朝早く家を出て鎌倉論語会館に講演を拝聴(学習)させて頂きに行ってきました。

講演会はS様の20年間の論語講座を通じての素晴らしいお話とS様が書かれた新書「論語の深意」に書かれている孔子の有名な名言の中から人間として最も大切な教えを選び、「論語とその心」と現代の世相と合わせた講演でした。

S様は「論語の教えを広める会」の会長さんとして20年間にわたり、多くの方へ論語公開講座、また心豊かで賢い子に育ってほしいと「子ども論語教室」を開くなど人間としての「徳」を身につける論語の教えを広めておられる方です。

(S様は中国の名詩を詩う会主宰として自らも漢詩心を筝、横笛の演奏とともに朗詠もなさっております)

私とS様とは神・仏の機縁ではないかといかと思う縁で出会い、私はこれまで何度も講演会・学習会のご案内をいただき学習をさせていただいおりますが、このたびは特別の想いの学習をさせていただきました。

私はS様の儒教の性善説での「論語とその心」のお話とS様の講演を各地域から聞きに来られている多くの皆さんの質問(学習)などを拝見していて、S様のお人柄と智・志・行動とそして多くのお仲間からの信頼されているそのお姿にあらためて感銘しました。

人生の目的はただ生きることだけでなく、如何に善く生きるか「人生を真剣に生きるには?」と私自身が試されているようでした。 

また私は今日の講演から年老いた人間として若い人に論語から学ぶ人生の知恵を人生訓として伝える役割(義務)について、私自身が人間としての真価が問われているのではと自身の反省を含めて、今日学習した「論語の深意」の中から現世を見て私が非常に感銘を受けた論語を以下に書かせてもらいました。
人間の真価が問われる論語とその心

※今日学習した「論語の深意」中から現世を見て私が最も感銘した論語とその心。

民の義を務め 鬼神を敬して之を遠ざく 知と謂うべし
訳:人としての善行に励み、先祖の御霊や、天地の神霊を尊敬し、安易に神仏に近付いてお願いをしたりしない。この事を知る者が道理を弁えて本当の知者である。
☆師友(
S様)の一言
・「民の義」とは人間として踏み行なうべき道(親として子どもへの慈愛、子としての親への孝行など)である。

・鬼神(神様・仏様・先祖は感謝・尊敬するもので祈願する前に人として善行に励み、人格を磨くこと。

 ●己に克ちて 礼に復るを仁と為す
 訳:自分の欲望に打ち勝って「礼」に従って行動する事が、仁を行なう事になる。
 ☆師友(S様)の一言
・「礼」は人を尊敬する「敬」と人を思いやる「恕」が形となって表れたもので、「敬」の心は「忠」に通ずるから忠と恕は「仁」の本である。そのために仁の行動を基本にした生活習慣が大切である。

●詩に興り 礼に立ち 楽に成る
訳:詩を学んで人としての心を奮い興し、礼を身に付けて行動し、音楽を学んで調和の心を養って一人前の人間として完成する。
☆師友(S様)の一言
・「礼」を身に付けてから行動しないと必ず失敗する。
・自分の愚かさを知る。
・詩によって心の健康を保つ。

●その以す所を視 
その由る所を観 その安んずる所を察すれば 人焉んぞ痩さんや
訳:その人が今何をやっているかを「視」、これまで何の目的でやってきたかを
「観」、心の安ずる所を「察」すれば、人は隠そうとしても隠し切れるものではない。

☆師友(S様)の一言
安ずる所とは「仁」、「義」などの心の置き所である。
人の心を見通すためには自分の心が育っていなければならない。
・先ず自分の心を磨く。

徳は弧ならず 必ず隣有り

訳:徳のある人は決して孤立しない。
☆師友(S様)の一言
 
・徳は単独ではなく、必ず他の徳と強いつながりを持っている。
・徳のある人は交際を通じて「仁」の徳に育ち、「仁」の徳を更に深く修めると「義」や 「礼」の徳へと発展する。

●人にして信無くんば その可なるを知らざるなり。

訳:人と人との間に信用がなければ、共に何かを行おうとしても、やり遂げる事は出来ない。
☆師友(S様)の一言
・信とは人とをつなぐ。
・自分の心をどこに置いているか?


●利に放りて行なえば怨み多し、君子は義に喩り、小人は利に喩る 利を見ては
義を思う

訳:自分の利だけ求めるだけだと、必ず人から怨まれる。君子は、物事を人の道に適い役に立つかで判断するが、そうでない人は自分の利益になるかで判断する。利益になると思う時は、それが人の道に適しているかどうかを考える。
☆師友(S様)の一言
・自分の利益や欲得だけ求めて行動すると、人の道から外れて失敗する。
・人のために「利益」になる事で行動することは、「道義」によって「私欲」を制御していることになる。


最後になりましたが、講師S様)の「論語の心」のお話そして「論語の教えを広める会」の皆さんの“恕の精神”また参加されていた皆さんとのふれあいもあり、反省することも多りましたが、論語から改めて学ぶ人生の知恵と勇気を沢山いただきました。また講演会の後、寺院と鎌倉鶴岡八幡宮を参拝、神苑ぼたん庭園を散歩して帰宅しましたが本当に素晴らしい生涯学習の一日でした。ありがとうございます。

Photo
師友から頂いた宣紙に書かれている論語を写す
(筆をとりながら今に自分を考える)

 Dscn5928_2
   師友(S様)が紹介した四字熟語
「利」のみを追っていると「義」が見えなくなる。

義は利の本なり、利は義の和なり」(春秋左氏伝)から

■鶴岡八幡宮境内の神苑牡丹園

 
Photo_2
        湖石の庭

 
1_3
       神苑牡丹(連鶴)
花言葉:風格(中国では
花神という別名で呼ばれている)

 2_2
        神苑牡丹(島錦)

 
Img027

※私が神苑ぼたん庭園の散歩で浮かんだ

« 「“ありがとう言葉”と心の健康」 | トップページ | 私の人生訓と未来への視座(遊行期に入った人間としての役割・責務) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/159065/64908835

この記事へのトラックバック一覧です: 論語の深意(その心と現代の世相):

« 「“ありがとう言葉”と心の健康」 | トップページ | 私の人生訓と未来への視座(遊行期に入った人間としての役割・責務) »