春彼岸(先祖・両親に感謝と誓い)
私たち家族は元旦、春や秋のお彼岸・お盆・故人の祥月命日・年末などは菩提寺に先祖・両親に感謝と報告を兼ねてお墓参りをしていますが、私は年々墓前で両親と対話する時間が長くなっているように思います。
今日はこうした思いの中での春の彼岸の入り、私たち夫婦は弟夫婦と菩提寺を訪れ、極楽浄土にいる先祖・両親への感謝と遊行期に入っている私の新たな誓いを伝えると共に家族との絆がより深められたお彼岸になり、今の自分が如何に心豊かに幸せな人生を送らせてもらっているかに感謝しました。(娘夫婦も少し後でお墓参りし、私と同じ想いで先祖供養をしてきてくれました。感謝・感謝でした。)
また私は菩提寺の住職さんから元旦・お彼岸・お盆など仏教行事の前に人間として後悔しない幸せにつながる真理が書かれた小冊子を送って頂いており、自分自身の日頃のことを振り返るようにしていますが、このたびお彼岸を前にして送って頂いた小冊子からここでお彼岸とは?について少し書かせてもらいました。
私はお彼岸を迎えると現世を生きる私たちにとつての現世(此岸)と来世(彼岸:極楽浄土)を思い浮かべ心に「感謝の心」と「利他の心」を持ち自分を省みて、あらためて両親の言葉(お天様が見ている)に努力する事を誓うのがお彼岸だと思っており、このたび住職さんから頂いた小冊子に書かれていた六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)についても「人間として心の中に眠っているその意義を探ってみようではありませんか?」でした。
私はこれまでも六波羅蜜にふれてきましたが、このたびの住職さんの問いについてお彼岸を考えるとき来世に目を向けて現世で今一番欠けていると思うのは6つの徳目の1つである「布施」ではないかと思います。
お布施とはお寺に供養して頂く時のお金だと思っている人もいますが、 必ずしもそういうことではありません。お布施とは他者へ施すことで“ありがとう”という言葉も電車の中で身体の不自由な方、高齢者に席を譲るのも私は「お布施」だと私は思っており、この人を思いやる心(利他の心)が今一番欠けていると思います。自分にできるお布施を実行して、人の役に立つことを考えましょう。この徳目が欠けていては真の心友はできず、幸せはない。(布施の大切さに気付くこと)
※私が今一番欠けていると思うのは人間としての生きる基本である人を思いやる心・人を賛美する心・人を妬ない心・嘘をつかない心ではないかと思います。常に自己反省することで自分を成長さすことができます。
私はお彼岸(悟りの世界)に到るその徳目を意識して実践しなければとあらためて多くの反省をさせられました。
■最後になりましたが私たちを浄土から見守ってくれているお蔭で今の自分があり、その先祖・両親そして家族に感謝して次の俳句を作りました。
『題:感謝』
・菩提寺に 先祖に感謝 彼岸かな (家族の絆・家族の健康に感謝して)
・夢に見た 孫の成長 妻語る (結婚した二人の孫の成長に感謝して)
・ひ孫顔 家族に感謝 ひな祭り (私たち夫婦はこの幸せを先祖・両親に伝って)
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